田舎でオール公立でも最高の教育を目指す

地方で子育てをする医学博士夫婦の教育論

大逆転など、ほとんど存在しない

お盆に親戚が集まる席で、久しぶりに甥っ子達に会いました。

そこで感じたのは、「幼稚園の時のまんま、大きくなってるなぁ」ということ。笑

甥っ子たちの幼少期を思い出してほのぼのした気持ちになりましたが、同時に「三つ子の魂百まで」ということわざが、これほどまでに残酷な真実だったのか…とも思いました。

私は大学の6年間、塾講師のアルバイトをしていて、小1から高3までのたくさんの子供たちを見てきました。

それから甥っ子たちのことは小さい頃から見てきましたし、

友人の子供や自分の子供を見ていて思うのは、

大逆転など、そうそう無いんだな、ということです。

優秀な子は、小さい頃からそこそこ優秀な場合がほとんどです。

ビリギャルのような大逆転劇は、滅多にないから本や映画になるのであって、現実にはほとんど起こらないと思います。

成功者が昔苦労した話や、落ちこぼれだった話や、過去の失敗談をすることがよくありますが、

それは、今の成功があるからこそ、過去を掘り起こして、多少は話を膨らませて語られることであって、

実際は小さい頃から成功する素質があったのではないかと思います。

それに、昔苦労した話なんて、大体の人が何かしら持っているし、語ろうと思えば語れると思いませんか。


現実として、上位10%の中で上下することはあっても、

下位10%から上位10%への大逆転など、そうそう起こらないんじゃないかと思います。

(小学校から選抜試験を通過して私立などに通っている場合などは、そもそも母集団が優秀なので除外して考えて下さい。)

本当に、いつも身も蓋もない事を書いてスミマセン。

たぶんこんな事を書いてしまうと、「教育学」そのものを否定していると批判されそうですが、

でも、「まだまだ伸びる」と思っている親御さんは多いですが、どの子もみーんなそれぞれ伸びていくわけですから、

その中で抜きん出て伸びる子なんて、実際はごく稀なのです。

それができたら、それこそ映画や本になるので、そっちを目指す方はどうぞ頑張って下さい。

私はそういうサクセスストーリーも嫌いではありません。笑


私が6年間塾講師をして感じたことは、大部分の子が、塾に入ってきた時と卒業する時の偏差値に大きな変化は無いということです。

本人も頑張っていますし、先生も頑張っていますが、周りのみんなも全員成長しているわけですから、相対的な順位はほとんど変わりません。

だいたい、学校の先生が教えて理解させられない事を塾の先生が教えたら劇的に理解できるようになるなんて事、あるわけないですよね〜。

何もしなければ落ちていくだけ。

普通に頑張っていれば現状維持が精一杯。

ものすごく頑張っても、せいぜい「中の下」から「中の上」にアップするくらいかな。

そんな世界です。

繰り返しになりますが、現実として大逆転などほとんど起こりません。


ですから、小学校の低学年の段階、もしくはそれ以前に大体のことは決まっているようにも思えるのです。

そしてそれが明らかな差となって目に見えてくるのが小学校3〜4年生あたりのような気がします。

では幼少期からガチガチに勉強させればよいのかというと、それも違うと思います。

何度も書いていますが、親の言いなりで勉強して良い成績を維持しているような子は伸びません。

このさじ加減、本当に難しいですね。

私が子育てで意識していることは以下のような事です。

幼少期は、「脳に刺激を与える」事を意識して育児をしてきました。

「教える」というよりは、「興味関心を引き出す」イメージです。

幼少期の教育は、見るもの、聞くもの、触れるもの、全てが面白いという事を伝え続けるような作業でした。

読み書きも計算も、勉強というよりは遊びの延長のような感じで教えてきました。

そして小学校低学年〜中学年くらいまでは、その公立小学校の上位20%くらいの中で泳がせておくようなイメージを持っています。

この辺は各家庭で目標が違ってくると思いますが、あくまでも医学部進学を念頭においている我が家の場合です。

この時期に、1番や2番にこだわる意味はないので、難問を解けなくても習っている内容を完全に理解していれば良しとします。

成績やテストの点数に一喜一憂せず、わからないところを淡々と潰し、そういう勉強をするのが当たり前という習慣を作っていくようにします。

だんだん学力に差がついてくる小学校高学年では上位10%以内

中学校1〜2年でその学校の上位5%以内

中学3年の高校受験時にはその中学の上位2〜3%くらいを目安にします。

反抗期、病気や怪我、部活の大会、など様々なイベントがあり、頑張るべきポイントに変化もあるでしょうが、最低でも上位10%は割らないようにします。

(ここまでは地域差が大きいので参考程度です)

全国偏差値70程度の公立高校に入学したら、最低でもその中の上位10%(できれば5%)をキープするくらいだと、なんとか国立大学の医学部に手が届くかな…

もし受からなくても、一浪くらいならさせてもいいかな…

という風に、この先の全体のイメージを描いています。

こういった流れをだいたい把握しておく事はとても大切で、そうでないと必要のないところにムダに頑張らせて疲弊させてしまう可能性があります。

ただ、見ていただくとわかるように、どの段階においても上位20%から外れるような事は想定していません。

公立の小中学校の場合、上位20%(5人に1人)から外れるということは、よほど優秀な生徒が集まる地域でない限り、何か不得意な分野、あるいは未完成な分野があると考えてよいと思っています。

ムダに学年トップにする必要はないので、「勉強×勉強」と急かす事はありませんが、ここのラインを超えそうになったら何か対策が必要になるね…という目安を持っておくと、

親も子も精神的に安定して未来に立ち向かえるのではないかと思います。

最後にもう一度、

奇跡の大逆転などほとんど存在しないので、オール公立の場合は上位10%辺りを意識しましょうって話でした。



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