田舎でオール公立でも最高の教育を目指す

地方で子育てをする医学博士夫婦の教育論

過度に保守的な自分を捨てる

最近、来年度の人事異動の話でソワソワ落ち着かない職場です。

2〜3年目の先生方がほとんど辞めることになってしまい、来年の医局運営への不安が大きいです。

最近は医局に属さないで生きる医師が増えていますが、本当に大丈夫かな…と心配になります。

たしかに大学は、臨床も、教育も、研究も行わなければならないので大変なのですが、

その分組織に守られて、たくさんの新しい事を学んで、様々な資格を取れる場所でもあるのですよね。

そこを、まだまだ未熟な段階で飛び出してしまって大丈夫なのかなぁ、と。

しかし、本人たちが自分で決めた道なので、そこは応援しなくてはいけませんね。

保守的な考え方に縛られてばかりいると、それは時に害になる、これでいいのだ!時代の流れなのだ!と、自分に言い聞かせています。

私自身は今回も転勤はないのですが、長く一緒に働いた仲間が異動になり、少し寂しい気持ちです。

その分、逆にまた大学に戻ってくる仲間もいるので、一緒に頑張りたいと思います。



さて、「保守的な考え方が時に害になる」と書きましたが、過度に保守的な人というのは見抜くのが非常に簡単です。

それは、「行動の遅い人」「愚痴の多い人」です。

この2つが両方当てはまるとしたら、1度自分自身を振り返ってみると良いと思います。

もちろん、私自身がそうなってしまうことも度々あります。反省…

愚痴が多いということは、何かを他者のせいにしているということです。

愚痴を言うと、本当にラクですよね。

今の自分が不甲斐ないのは、

国のせい、政治のせい、社会のせい、学校のせい、職場のせい…

今の自分が幸せでないのは、

家族のせい、隣人のせい、ママ友のせい、同僚のせい…

自分以外の何かのせいにしておけばラクですね。

本当は自分のせいだということを認めなくて済みますから。

ですから愚痴を言う人は、それを解決しようとする行動を絶対に起こさないのです。

愚痴を言いつつも現状維持を望んでいます。

だから結果として行動も遅くなります。

だって、解決すると困るから。

全てが解決してしまったら、いよいよ自分のせいだと認めざるを得なくなるから。

愚痴ばかり言う人は、ほぼ100%行動しません。

もちろん行動すれば必ず解決するわけではありませんが、

行動する人は、たとえ解決しなくても次の手段を考えているので、発する言葉がただの愚痴ではなくて「試行錯誤の言葉」になるのです。


私も、時々愚痴っぽくなることがあります。

そういう時は、そもそも解決しようとしていない、諦めていることが多い気がします。

ただ、誰かに聞いて欲しいという時もあります。

しかし、自分の気持ちと冷静に向き合ってみると、解決すると困ることがある、という事に気がつきます。

もし夫が専業主夫になってくれて、義両親も育児に協力的だったらどうなるか。

私は男性医師と同等かそれ以上の業績を上げ、長時間労働もし、出世もしなければならなくなる。

それがもしできなかったら、それは夫のせいでも子供がいるせいでもなく、

自分に能力がないからだ…

そういう事実を認めざるを得なくなる。

それを認めるということは、育児をしながら仕事をするよりもずっと辛い事ではないかと思います。

だから私はきっと、そこを本気で解決しようとはしていないのです。

これと同じようなことは、人間であれば誰でもあるとは思いますが、

こんな事がたくさんある場合は注意が必要かなと思います。

私の母も、愚痴が多い人でした。

それに対し、解決策を提案すると、「そんなに簡単な話ではない」と、なぜか怒り出す人でした。

解決など望んでいない、ただ共感して欲しいだけのようでした。

今思うと、解決したら困る事があったのだと思います。

問題なのは、これらの親の言動を「子供が真似をする」ということです。

子供は、親の言うことは全く聞かなくても、親のすることは真似します。

怖いですね。

親の口癖も行動パターンも、子供は案外よく見ているものです。


愚痴を言うのが全て悪いと言うわけではないと思います。

私もこのブログを愚痴を言うための場所にしている部分があります。

しかし実生活では、上司や患者さんやスタッフに評価される立場でもあり、

自分も学生や後輩を評価する立場にあるため、発してしまった言葉にハッとする事が多々あります。

その中でも、「他人のせいにする」というのは私は1番良くない事だと思って気をつけています。

たとえ他人に足を引っ張られようとも、やっぱりそれは、その人を選んだ自分、切り捨てなかった自分、うまくコントロールできなかった自分の責任で、

別の言い方をすれば、その人にきちんと指導するなり、逆にその人を遠ざけるなり、賄賂を贈るなり、笑

何か対策をして行動すれば、次はうまくいくかもしれないからです。


自分が最近、愚痴っぽい割に行動していないと思ったら、何か新しいことを1つ始めるだけでも効果があると思っています。

新しい事を始めると、もう一生変わらないと思っていた日常が、ほんの少し変わったりする事があります。

その変化を感じると、実は少し行動を起こせば変えられる事がたくさんあると気づく事ができます。

勇気を出して電話1本かけてみるとか、

知らない人に話しかけてみるとか、

投書するとか、投票に行くとか、

いきなり土下座してみるとか、笑

1度動き始めると、どんどんフットワークが軽くなって、たくさん動けるようになります。

子供にも、そうやって行動する人になって欲しいですね。


最後に小さなご報告ですが、来年度のPTA役員にやっとなる事ができました。

学年の役員ではなく、学校全体の代表役員です。

今年も次男を連れて(長男は家で長女と次女と留守番)、仕事を早退して、根性で選考会に行きました。

本気で解決したい事や、本気で望んでいる事に対しては、人間どんな状況でも時間を捻出して行動するものなのですね。

PTA活動も、愚痴を言いたくなることも時にはあるかもしれませんが、

みんなで行動して解決していく方向に舵を切っていけたらいいなと思います。



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