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地方で子育てをする医学博士夫婦の教育論

勉強の習慣をつける前に大切な事

最終更新:2017/05/16

前々回の記事で、勉強の習慣が大切だと書きました。

 

では、どうやって習慣をつけたら良いのでしょう。

 

いきなり今日から課題を与えて「さあ、やりなさい。」ってできるわけありません。

 

一週間もすれば破綻してしまうと思います。

 

これに関しては、私は子供たちの通う保育園の先生に、とても大切な事を教わりました。

 

勉強の習慣の前に必要なのは、まずイスに座る習慣

 

新米の母だった私は、当時この言葉の意味が全くわかりませんでした。

 

この言葉にようやく合点がいったのは、長女が小学校に入った後のことです。

 

小学校に入学して初めての授業参観で、驚いた事がありました。

 

席を勝手に立つ子がいた…。

あと、突然しゃべり出す子や、全然違うことをしている子や、教科書もっていない子や、イロイロ…

 

 

私は心底驚きました。

親が見にきているのに、たった45分間の授業に集中できない子がいるということに。

 

しかしそれは、私が無知な母親だったというだけで、45分間集中するって子供にとってはとても難しいことだったんですね。

 

よーく考えてみると、大人の私だって難しい時があります。

 

この集中力、まずイスに座っていることから始まり、人の話をちゃんと聞くこと、そして物事に集中して取り組むことは、ある程度訓練しないとできないそうです。

 

うちの子供(長女)は、私の知らない間に1、2歳の時からその訓練を受けていたんですね。

 

そんな保育園に子供を入園させる事が出来たのは幸運でした。

 

それ以降、2人目の子供からは自宅でも取り組んでいます。

 

保育園、幼稚園選びも大切ですが、家庭での訓練も大きいと思います。

 

いただきます、から ごちそうさま、まで席を立たないこと。

 

絵本の読み聞かせを最後まで集中して聞くこと。

 

せめてご飯を口に運ぶ時には絶対に座っていない状態では与えないこと。

 

 はじめはとても難しいかもしれません。

 

今は長男がこのトレーニングを始めたばかりですが、全然できませんよ。それでいいと思います。

 

2年、3年という長いスパンで気長に取り組むのです。

 

毎日少しずつの積み重ねは本当に気の遠くなるような作業ですが、子供も少しずつ成長していきます。

 

小学校入学までにこの習慣ができていると、宿題や自主勉強をさせるのが本当に楽です。

 

いえ、その前に年中年長くらいでこれができていると、文字の習得や計算などが早くできるようになり、1人で本を読んだり勉強したりできるので育児が一気に楽になります。

 

ガミガミ言わなくて済む親も楽ですが、子供本人も楽なはずです。

 

遅くとも小学校に入学するまでに、イスに座って集中できる、が目標です。

 

もちろんそんなことをしなくても自然にできるようになる子はたくさんいます。

 

たぶん、うちの長女は落ち着いていてそういうタイプだと思います。

 

でも、みんながみんなできるわけではありません。

 

元気が良すぎて落ち着きがない子もいるわけで、子供がどんなキャラクターであろうと成功させるためにはこのイスに座る習慣が大切だと思っています。

 

男の子は女の子に比べてちょっと大変ですが、私は下の子たちも全員行うつもりです。

 

もう一度言いますが、初めは全然できませんよ。笑

 

初日は10秒座っていられたら頭ナデナデの褒めまくりというレベルです。 

 

この方法を厳しいと思う方もいるかもしれませんが、これは子供本人が勉強に少しでも苦痛なく取り組めるようにという親心なのです。

 

小学校に入っていきなり「イスにずっと座っていなさい。」「集中して授業を聞きなさい。」「家でも毎日勉強しなさい。」と言う方がよっぽど無理があってかわいそうだと私は思います。