先日の記事で、ブックマークの方からコメントをいただきましたので、それについて書きたいと思います。
http://www.inaka-kyoiku.com/entry/2017/01/29/084408www.inaka-kyoiku.com
私は自分の子供たちに2歳後半からひらがなや数字を教えていますが、そんな幼い子供にどうやって文字の導入をするのか。
その前に断っておきますが、多くのお子さんは3歳から幼稚園に行くと思うので、そこで習えばいいと考えていると思います。
それでも良いとは思います。
けれど、幼稚園や保育園、または幼児教室に丸投げには、絶対にしないほうがいいと思います。
親も必ず寄り添って、家でも達成度を確認した方がいいです。
なぜなら、そこで初めから親が子供の学習に関わらなかったら、いったいいつから関われるというのでしょうか?
小学校からですか?
苦手科目が出てくる3年生くらいからですか?
そんなに大きくなってから、いきなり横入りしてきて口を挟んでも、いう事を聞いてくれると思いますか?笑
集団の中で学ぶ事にはメリットもたくさんありますが、限界があります。
書き順、鉛筆の持ち方、勘違いをして覚えていないかなど、細かいところまでフォローするには、やはり家庭で親がきちんと見てあげて、毎回根気よく正しい方法を教えないと身につきません。
私は長女の時に仕事が忙しくて、文字の学習を保育園任せにしてしまった時期があるのですが、「ゼロ」と「まる」の書き方を逆に覚えていたことがありました。
結果としてどちらでも読めますが、一度癖がついてしまうとなかなか直すのが大変です。
親の言うことはいつか聞かなくなるけれど、聞いてくれるうちに基本的なところをきちんと身につけた方がいいのです。
言う事を聞いてくれるうちは、お父さんとお母さんの言うことは、なんか知らないけどためになる、と思わせておいた方がいいのです。
それ以前の問題として、子供の文字の学習なんて、そんな大切で面白くてやりがいのある事を第3者に丸投げする方が、私には信じられませんが。
それは個人的な意見として、とにかく、子供が大きくなって成績に問題が出はじめてから、いきなり親が絡んできて、
あーだこーだ言って、勉強に口出しするついでに鉛筆の持ち方も悪いじゃないかと急に正そうとしても、
子供にとっては、今さらなんだよ!となるに決まっているのです。
親も親で、初めから子供の学習に関わってきたという、信頼と実績を積まなければなりません。
信頼と実績… 仕事でも人間関係でも大切なことは一緒ですね。笑
さて、前置きが長くなりましたが、我が家の文字の導入法です。
本当は別のカードを使っていますが、あまりに汚れていて写真撮影に耐えられなかったので、ドラゼミについてきたカードで代用しますね。笑
上のような絵カードと、ひらがなカードを用意します。
3つしか載せていませんが、「今日は、あ行」と決めて、5枚用意します。
初めは絵がついているカードを見せて、「たいこの、た」「おにの、お」と一緒に声に出して言います。
もちろん、声に出して言えたら褒めまくります。笑
絵を見ただけで、自分で「たいこの、た」と言えるようになってきたら、今度は絵のカードを並べて、かるたのように
「たいこの、た」と親が読み、子供にカードを取らせます。
それができるようになってきたら、文字のカードを見せて、それに合う絵のカードを取らせたり、絵のカードを見せて、文字のカードをとらせたりします。
数字の場合もほぼ同じように、一緒に数えながらやります。
まずは読めるようになることが大事で、書くことは手の大きさや筋力の発達もありますから急がなくて良いと思っています。
読めるようになると、日常での「気づき」の量が違ってきます。
文字を見るとすぐに、「これは、ありの、あだよ。」「みかんの、みがあったよ。」と教えてくれるようになります。
「ち」というひらがなを見て、「あ、5だよ〜!」と言ったりもします。笑
「ん?なんかちょっと違うね〜。」
という会話を通して、日常が学びの連続になります。
ちなみに以前も書きましたが、学校の先取り学習として他の子に差をつけるためだけにやっているのではありません。
文字を読むのは学習の基本だし、文字が読めるようになると子供本人が楽しいのです。
自分で絵本が読めるようになると、ついでに集中力も鍛えられます。
我が家のやり方に賛否はあると思いますが、4歳になった頃には下の兄弟に絵本の読み聞かせをしてくれて、親としても助かっています。
逆に困ることは、保育園への連絡帳をだいたい読めるようになってしまうので、
「こんなこと書かないで!」と言われてしまうことでしょうか。。。笑