田舎でオール公立でも最高の教育を目指す

地方で子育てをする医学博士夫婦の教育論

家庭学習の手引き

長女の小学校から、1年生から6年生までの各学年における「家庭学習の手引き」なるものをもらってきました。

このようなものをもらったのは初めてだったので少し驚きました。

今年からの試みなのかわかりませんが、どうせなら1年生の時に欲しかったなーと思いました。

その手引きの中に、驚くべき文面を発見しました。

1年生から6年生まで共通の事項として、

「市販のドリルや問題集に進んで取り組むのも良いでしょう。」(原文そのまま)

って書いてありました。

公立小学校で、市販の問題集を用いての家庭学習を推奨する文言を初めて見ました。

少し前までは、「余計な事はしなくてよい、学校の教科書とドリルと宿題だけをしっかりやろう!」という雰囲気が公立小学校にはありました。

実際に保護者会で担任の先生に、

「家庭で自己流で勉強をやると間違って覚えてしまうこともあるので、学校の授業と課題を中心にしてください。それで十分です。」と言われたことがあり、

先生が気分を悪くしないように、家庭で使っている問題集のことは言わないように子供に言い聞かせていたことすらあったのに、

市販のものを堂々とやってもいいんだ、なぁーんだ!と思ってしまいました。

私個人の意見としてはとても良いことだと思いましたが、この文面には別の側面もあるのかな、と思いました。

端的に言うと、「上位層と下位層のフォローは学校だけでは不十分な部分もあるので、必要であればご家庭でも市販のものなどを用いて取り組んで下さいね。」っていうことかなと。

上記は私の深読みかもしれませんが、公立小学校で全ての児童に対してレベルに合わせた適切な指導をすることははっきり言って不可能だと思います。

もっとハイレベルな事をやりたい人も、学校の授業について行けないからもっと前に戻って基本からやり直したい人も、各々の家庭の判断でやるという考えは良いと思います。

公立なんだから、できる子にもできない子にもそんなに特別目はかけられない。学校は標準ペースで行く。それでいいと思います。

ただ、もしかすると「公立なのに市販のものを買って勉強しろってどういうこと?」という不満は出るかもしれない、とも思います。

もちろん強制では無くて、あくまでも「やってもいいよ。」という意味なのですが、市販の物を買う経済的余裕がない家庭もあると思いますし、そういう環境でも子供の教育を熱心に頑張っている保護者にとっては少し気になる部分かもしれません。


そんなことがあったので、この春からうちの長女も堂々と学童保育で勉強する教材として通信教材や私の作ったプリントを学校に持って行っています。

(通信教材は市販とは言えないかもしれませんが拡大解釈で。あくまで学童用なので、学校ではやっちゃダメだよ、とも言っています。)

ところでその市販の教材ですが、うちの長女の場合は、教科書準拠の「教科書ぴったりワーク」と「教科書ぴったりテスト」を使い、それから教科書準拠ではない通信教材のドラゼミを合わせてやっていました。

しかしやっている途中で、うちの長女に教科書準拠のワークは必要ないと判断しました。

長女の場合は割とできる方なので、学校の授業が丁寧すぎて、家でまた同じ内容(国語の読解問題などは同じ文章を読むので特に)をやるのは苦痛だろうと思ったので、途中からドラゼミ一本にして、その他100マス計算などをやらせることにしました。

これはあくまで長女の場合であって、次女や長男次男もそうだとは限らないので、それぞれの状況に応じて判断したいと思います。

私ははっきり言って、教材なんて何でもいい、大差無いと思っています。

いや、差が全く無いわけではありませんが、良い教材を選ぶことよりもまず「やる」事の方がずーっと大切です。

学力で大きな差がつくのは、選んだ教材の良し悪しではなく、「やったかやらないか」そこに尽きると思います。

ダイエットだって、失敗する人はダイエット法が悪いのではなくて大抵続かないからです。

理論的には摂取カロリーより消費カロリーの方が多ければ、どんなダイエット法でも痩せるはずなんです。

勉強も一緒で、どんな教材でもいいからそれ1つを信じてとりあえずやってみる。

あっちもこっちも手をつけず、1つのものを最初から最後までコツコツと完璧にやってみる。

それができるようになって初めて、次に何が必要か見えてきます。

教材の良し悪しが関係してくるのはかなり高い上位層と下位層です。

レベルが上がってくると、様々な分野の知識を絡めた思考力の必要な応用問題も必要になるでしょうし、

学校の授業について行けない時は、解説がとてもわかりやすくて丁寧なもの、もしくは遊び感覚で楽しく続けられそうなものを選ぶ必要があると思います。

ところで、小学校3年生の家庭学習時間の目安は40分だそうです。

多いと思いますか?少ないと思いますか?

もちろん中学受験を念頭においた子たちに比べたら明らかに少ないですが、宿題をやって、音読をやって、その他に40分、しかも毎日となると、家庭学習の習慣がついていない子にとっては苦痛なくらい長いです。

学校の帰りが遅い日も、習い事がある日も毎日ですからね。場合によっては遊ぶ時間が全く無くなる時もあります。

少ないけれど毎日40分確実にできるようになることは、休日にまとめてドバァーっと数時間やるよりもはるかにすごい事です。

うちの場合は家庭学習を時間では区切っていません。ワークのここからここまで、と量で決めています。集中してやれば、だいたい30〜40分で終わる量です。

その30〜40分を有効に使うために私がやっていることは、タイマーで10〜15分ごとに区切ることです。

そして10〜15分ごとに小休憩を取り目を休めます。休憩は2分程度、長くても5分以内です。

これを始めたきっかけは、最初は視力の低下を防ぐためでした。

この数分間の間に目の回復トレーニングをするのですがそれはまた別の機会に書きます。

小学校に入って学年が上がるごとにメガネ率が高くなりますよね。

メガネになるとスポーツなどで煩わしいことも多く、女の子は見た目も気にするとかわいそうなので、できれば裸眼で過ごして欲しいなと思います。

目のために始めた事ですが、これが集中力アップにつながって、問題を解くスピードもアップし、結果的には効率よく家庭学習ができているようです。

私自身も、寝る前のリビングの片付けにはタイマーを使います。

タイムリミットがあるだけで本当にテキパキと動けて、私じゃないみたいに効率よくできます。笑

家庭学習については、1つの方法にこだわることなく、臨機応変にやっていくつもりなので、また変化があったら書きたいと思います。