田舎でオール公立でも最高の教育を目指す

地方で子育てをする医学博士夫婦の教育論

こだわらない事の大切さ

短時間でもいいので、幼い頃からの家庭学習を習慣化し、子供たちの学力向上を目指している私です。

基本的に例外は作らないようにしています。

今日は帰りが遅かったから、とか、

疲れているから、くらいで「今日はやらなくてもいいよ。」と例外を作ってしまったら、

せっかくの習慣が崩れてしまいます。


しかし、やはり例外はあります。

それは子供の心が不安定な時と、体調が悪い時。

滅多にありませんが、友達とケンカしてワーワー泣いている時は、勉強よりもとことん話を聞いてあげる事にしています。

あとは、多少の風邪症状であれば大丈夫でしょうが、インフルエンザや胃腸炎やひどい頭痛の時は、さすがに無理だと思います。

今まで継続してきたことがプツリと途切れてしまうと、なんだか親の方が残念な気持ちになってしまいます。

子供に家庭学習を続けさせる事は、子供以上に親の忍耐が必要な事なので、ルールを貫けなかった事にがっかりして親自身のモチベーションが下がってしまう事もあります。

毎日の家庭学習、それは誰のためなのか?という事を、時々振り返って考える必要があると思います。(自戒)

親が熱心に子供の教育を頑張っている時に陥りがちなのが、本来子供のために始めた事なのに、親の達成感を満たすためのものになってしまうことです。

通信教材も、宿題以外の家庭学習も、「子供のため」という大義名分で親が決めたことです。

子供にやるかやらないか決めさせた家庭もあると思いますが、小さな子供の意志力だけで習慣化することはできないので、結局は親が決めてサポートしています。

そうするといつの間にか、親の「自分で決めたルールを破りたくない。」という気持ちが強くなってしまい、子供の利益が置き去りになって問題点が見えなくなってしまうことがあります。


それから、最初から目標が高くて、細部にまでこだわり完璧を目指すと、勉強そのものはなかなか進まなくなってしまうことも多くあります。

親と子が二人三脚で行なっていく家庭学習は、子供の勉強に対する姿勢の基礎を作り、その姿勢は中学に入っても高校に入ってもずっと続く事になるので、ただ勉強をさせるだけでなく、状況に応じて「手放す(捨てる)」ことも教えたいと思っています。

私の高校の同級生で、とっても真面目ないい子がいました。その子はいつもテスト前に教科書を単元ごとにノートにまとめていくんですけど、

なぜか最初の1ページ、「はじめに」の部分からまとめているんですね。

ものすごくきれいで見やすいノートで、隅から隅まで抜けているところが無く完璧なのに、その子はその努力に見合う成績が取れませんでした。

たぶん、努力するところ、こだわるところが違ったのだと思います。

あくまでも子供の利益のために、私が意識的にこだわりを手放すようにしているのは以下のことです。

問題集を1冊全て終わることにはこだわらない。
(それはそれで、達成感は大事なことだけれど)

ノートをきれいにまとめる事にはこだわらない。(子供自身が工夫して見やすくしている事を優先する。)

とりあえず○時間勉強するということにはこだわらない。
(習得度は費やした時間だけでは決まらない。)

もちろん、上記のことを達成したことを励みにして次のステップに繋げられるのならそれもありだと思いますが。

しかし「こだわらない」って案外、親ができないのですよ。

もう、ガッチガチにこだわっちゃうのです。(私もそういうタイプだったのでよくわかります。)

こだわると苦しいだけでなく、すぐ挫折します。

そして、親がこだわる部分には子供もこだわり始めるので、本来それほど重点を置くべきところでない部分に力を注ぐようになってしまうように思います。

勉強も仕事もそうですが、まず目指すべきは「安定のオール80点」ここに可能な限り速く到達するように全力を注ぎます。

私は、例えば上司に仕事を頼まれたとき (プレゼンテーションのスライド作りなど)、その日のうちに8割やってしまいます。(最悪の場合、そのスライドでもなんとか発表できるくらいに、スライドの枚数と盛り込む内容を決めます。)

この段階では、美しさや読みやすさは無視します。

その後時間をかけて細かい配置や大きさを揃えたり、フォントを変えたりして、より完成度の高いものになるように残りの2割をじっくり時間をかけて完成させていきます。

家庭学習も、まず8割理解するところまでに全力を注ぎます。

難問?いりません。ひっかけ問題?いりません。笑

よく勉強のたとえ話として、40点を70点にするのは簡単だけれど、80点を100点にするのは簡単ではない(…この点数設定は適当ですが)ような事が言われます。

私は、どちらが簡単でどちらが難しいかはわかりませんが、それぞれのレベルで勉強のやり方が違ってくる、変えなくてはいけないことは間違いないと思います。

80点に到達していない段階で、100点を目指す勉強をしてはいけないんですよね。

まず80点に到達するまでは、細かいこだわりは全て捨てた方が近道です。

漢字を全く覚えていない段階では、綺麗に書くことを要求しません。

計算が正確にできない段階では、スピードは要求しません。

テスト前に時間がないのにノートまとめなんてしていてはいけません…。等々。

小学校高学年くらいになるまでに、自分で取捨選択できるようになって欲しいと思っています。

私の感覚だと、80点に達するまでは苦しいことの方が多いですが、80点を100点にする作業は楽しいです。

8割できている段階で自信も身についていますから、より良くするための勉強は自発的にする子が多いのです。

ですから80点に達するまでは余計なものをできるだけ削ぎ落として一気に突き進むのが良いと思います。

まとまりのない文章になってしまいましたが、

・親のマイルールにこだわらない事

・80点までは細部にはこだわらない事

が、難しいけれどとても大切だと感じます。


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