田舎でオール公立でも最高の教育を目指す

地方で子育てをする医学博士夫婦の教育論

勉強の代わりにスポーツ!?

久しぶりに、土日を両方休める週末です。

今日は長女と次女を早起きさせて朝の5:30〜6:30で家庭学習を終わらせました。

「休日は、朝のうちに勉強が終われば、あとは自由だよ」と言っています。

楽をするために努力をする

という感覚を、この先の人生でずっと覚えていてもらいたいな、と思います。

ところで先日、長女の同級生の保護者で、6年生のお兄ちゃんもいる方がこんな事をおっしゃっていました。

「うちの子(兄)は勉強が全然ダメで…。もう諦めてスポーツを頑張らせる事にしました。」

こういう話はよく聞きますよね。

でも、よーく考えてみてください。

勉強の代わりにスポーツを頑張るというのはちょっとおかしな考え方です。

スポーツと勉強を両方頑張るというのならよくわかります。

スポーツは犠牲にして勉強を頑張るというのも、まあ理解できなくはありません。

でも、勉強を犠牲にしてスポーツを頑張らせるというのは、理解に苦しみます。

スポーツを頑張るのなら、勉強も頑張らなくてはいけない、というのが普通の考え方ではないでしょうか。

(もちろん、その方は本当に勉強を諦めた訳ではなく謙遜で言ったのでしょうけど)


わかりやすいように、ちょっと数字にしてみました。

毎年プロ野球選手になるのは100人弱です。

Jリーガーになるのは120〜130人。

それに比べて、

東大生になるのは3,000人

京大生になるのは2,900人

慶大生になるのは6,500人

早大生になるのは10,000人

裁判官、検察官、弁護士になるのは1,600人

キャリア官僚になるのは500人

メガバンク総合職は1500人

5大商社が800〜1000人

医師になるのは8300人

(あらっ!?医者になるって確率的にはなんて簡単なんだろう…笑)


この数字を見ても、勉強を犠牲にしてスポーツをさせる事が得策だと言えるでしょうか。

確かにスポーツは素晴らしい経験を与えてくれます。

小学校〜高校までは、勉強ができる子以上に、スポーツで活躍する子が目立ちますし、スポーツができた方が充実した学校生活を送る事ができるのも事実でしょう。

ただ、多くの子供にとってスポーツは青春の1ページでしかありません。

上記の数字を見てもわかるように、それで生活をして家族も養っていくには、本当に類稀な才能が必要だと思います。

しかも、運良くスポーツで食べていく事ができる選手になれたとしても、現役でいられるのはせいぜい30代までです。

それ以降の長い長い人生は、普通の会社員として、または経営者として、スポーツ以外の才能を使って生きていかなければなりません。

ですから、スポーツと勉強を両方頑張るのはわかりますが、スポーツは勉強の代わりにはならないと思うのです。


でも、勉強がダメならスポーツを、という気持ちはわからなくはありません。

我が子を何かで活躍させてあげたいですよね。

自分はこれができる!という自信をつけてあげたいですよね。

学校生活の良い思い出を残してあげたいですよね。

私も親として同じように思うので、その気持ちを否定しているわけではありません。

ただ、私は「スポーツをしたいのなら最低限の勉強もしなさい」と、親としては言うべきだと思います。

学年で1番サッカーが上手だとか、県大会とか全国大会とか、目先の活躍だけでなく、もっとずっと先の「社会での活躍」も見通して教育をしていく必要があるのではないでしょうか。

実際、学生の頃にやっていたスポーツが大人になってからもコミュニケーションツールになっていたり、人生を豊かにしてくれたりするという話は時々聞きますが、

それで生活を成り立たせている人はほとんどいない、それどころか学生時代のスポーツの事など滅多に話題に上ることすらないという人の方がずっと多いと感じます。

それに学歴のある人ほど、学歴のある人を評価します。

仮にスポーツをやっていた事が就職等に有利に働くとしても、学歴もあってスポーツもできた人と全然勉強ができなくてスポーツだけできた人、どちらを採用するでしょうか…

まぁ、それは経営者の判断でしょうけど。笑



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