田舎でオール公立でも最高の教育を目指す

地方で子育てをする医学博士夫婦の教育論

母親の敵は母親かもしれない

比較的余裕のある週末なので、ニュースを見ていました。

「自民党金子議員、保育園の送迎に公用車使用」 とか。笑

そして、ある事実に気がつきました。

母親の足を引っ張るのは、やっぱり母親か…。ということに。

私はこのニュースを見て、絶対に世の母親たちが、「それくらいいいじゃないか!出勤途中に保育園があるんだから!」と擁護の声を上げると思っていたのですね。

でも、意外な事に、そればかりでもないようです…。笑

今のところ賛否あり、

「普通の母親は雨の日もベビーカーや自転車で送迎しているのに、議員だからといって子供の送迎に税金を使うべきではない」とか、

「庶民感覚がわからない人には世の中の問題点がわからない、そんな人に期待できない」とか、

同じ母親からも一部批判の声が上がっているのですね。

まあ、確かに、それも一理あるとは思います。

でも私は、この「自分と同じ苦労をあなたもしなさいよ」という発想が苦手です。

批判するのは結構ですが、なぜ、「これを機に、保育園に子供を預ける母親全員が税金(送迎バスやタクシーなど)を使って送迎してもらえるようにしよう!」とか、そういった前向きな議論にならないのでしょうか。

恵まれた人を引きずり下ろすのではなく、

「あら、いいわね〜。私たちも乗せてよ」というように、自分たちも一歩上に登れるような、少しでも楽になれるような方向に声を上げたらいいのに、と思います。

こうやって母親同士が足を引っ張り合っているから、子育てはいつまで経っても苦しいのだと思いました。

結局、金子議員は送迎に公用車を使わないことにしたそうですが、彼女に自分たちと同じ苦労をさせれば満足なのでしょうか?

本当は自分たちも送迎の苦労をなんとかしたいと思っているのではないのでしょうか?

それともただ単に、送迎に税金を使うべきではないと正論を吐いているだけなのでしょうか?

私にはよくわかりません。


ただ、この件に限らず母親同士で足を引っ張り合う場面ってよくあるよなぁと思いました。

私が保育園のママ友たちと、休日に公園で子供たちを遊ばせながら交代で監視役をして、他のママがゆっくりお買い物をできるようにしていた事があったのですが、

なぜか同じ保育園の別のママに、「危ない」「無責任」「子供の人数が増えると目が行き届かないので事故になりかねない」という理由で保育園の園長に(保育園とは関係ないのに)苦情を言われた事がありました。

仲間に入りたかったのか、本当に危険な状況を見たのか、嫉妬か、正義感か、よくわかりませんでした。

それから幼少期から行なっている家庭学習も、最初はたくさん仲間がいたのですが、

「医者の家庭と同じ事をやったって、最後にはついていけなくなるだけだよ」と言い出すママがいたようで、結局仲間は当初より減ってしまいました。

他にも、一念発起して働きに出ようという母親に、「子供に悪い影響があるよ」と水を差したり、

逆に育児のために仕事を辞めようと決意した母親に、「専業主婦になるなんてずるい、許さん」というケースもあるのかもしれません。

金子議員が一般人のようにベビーカーを押して出勤したら好感度は上がるかもしれないけれど、それで庶民の苦労が改善する事は無いと思います。

公用車で送迎は禁止すると、白黒ハッキリさせて彼女を罰したらスッキリするかもしれないけれど、庶民の苦労が改善する事は無いと思います。

大事なのは誰かを引きずり下ろすことではなく、全体を底上げする事じゃないかと思います。

私も都会と田舎の教育格差をテーマにブログを書いていますが、教育環境に恵まれた都会の子の足を引っ張って成績を落としてやろうなんて思っていません。笑

目指しているのは田舎で教育を受ける不利な状況の子供たちの成績を底上げする事です。

下に合わせるのではなくて、上に合わせていくという発想でなければ、私たちはずっと永遠に幸せにはなれません。

母親同士が、「私はこんなに大変!私はこんなに頑張っている!私はこんなに苦労している!だからあなたもそうしなさいよ」と言ったって大変な状況は変わらないのですから、

どうせ声を上げるなら「私たちにももっと楽させて!優遇して!改善して!」とプラスの方向に叫んだら良いと思います。


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