田舎でオール公立でも最高の教育を目指す

地方で子育てをする医学博士夫婦の教育論

教材は何だっていいと思う

時々聞かれるのですが、

「家で使っている教材を教えてください」と。

もちろん、いいな、と思う教材はたくさんありますし、その良いところをこのブログでも紹介していますが、教材ありきの家庭学習になっている人を見ると「そこ、重要?」と思うことがあります。

家庭学習と言うと、どうしてもみなさん各論(〇〇式などという教材や塾や先取り学習の進度) に意識がいってしまいがちですが、私自身は総論(習慣や自立やモチベーションなど) がものすごく大事だと思っているので、

(ただし、受験勉強に関しては、受けようとしている試験の過去問と、それを分析した対策問題だけは別格です)

教材なんてなんでもいいんじゃないですか〜?

と軽く答えたりするのですが、それだとどうも、「ふざけている」とか「もったいぶっている」と思われてしまうようです。笑


私は将来、塾や習い事の機能も併せ持つ民間の学童保育を作りたいと思っています。

(この話はブログにも何度か書きました)

しかし勉強の教材をどういうものにするかというようなことは優先順位が低すぎて、まだ1度も考えたことがありません。

それよりも、どうやったら子供たちが自分で目標を見つけ、自分で自分に必要なものを見つけ、行動(勉強)に結び付けられるようになるか…

そればかり考えています。

「自分の勉強法」の確立は、小学校のうちに完結させたい、そのためにはどんなカリキュラムがいいのか?ということをメインに考えていて、自分の子供は実験台のようになっています。笑

中学生になっても親に教材を選んでもらうとか、親に薦められたから本を読むとか、親に言われて勉強するとかいうのは、

善し悪しはわかりませんが、少なくとも私の理想からはほど遠いものだからです。

私も夫も、小学校高学年からは、完全に親の手を離れて自分で勉強をして、今の立場があります。

「私の勉強は親にはわからない、今何を習っているかすら親は知らない」と本気で思っていましたから。

しかし、勉強に直接踏み込んでくることは無かったものの、両親は、特に父は、離れたところで見守っていてくれ、要所要所で的確な助言をくれた気がします。

今思うと、踏み込まずに必要なところだけ関わる、助けを求められたら助ける、という感じでした。

子供はバカじゃないので、自分に必要なものは成長とともにわかってきます。

はじめは親が選んで教材を与え、手を取って文字を教え、タイムを計ったり採点してあげたりするかもしれませんが、小学校高学年にもなると「これは簡単すぎる」「これは今の自分にとってはレベルが高すぎて手が出ない」という事は、やっている本人が1番よくわかってきます。

まずそれがわからないようでは、トップ校に合格したとしてもその先の未来に繋がりません。

だって、大学受験に向けた高校数学や高校物理の問題集を適切に選んであげられる親など、そんなにいないでしょうし、大学や大学院での学びには教材など無いからです。笑

なので、繰り返しになりますが、1番親が学習に踏み込んでいくべきなのは幼児から小学校低学年で、それ以降は少しずつ少しずつ手放していくのがよいと思っています。

でも実際は小学校高学年になっていよいよヤバイというあたりからいきなり土足で踏み込んでいく親が多いので、私が子供だったら本当にいい迷惑だな、と思います。

そういう事も含め、今の日本で1番疎かになっていて、質が最低レベルである「学童保育における教育」を何とかしたいと考えているのです。

その中で、やはり教材は優先順位が低いです。

「明らかに難易度が合っていない教材」を除けば何でもよいと思います。

世の中に膨大にある教材を全て同じ条件で比べる事なんてできませんし、ましてやブログなどの一個人の意見(このブログとか) ほど当てにならないものはありません。笑笑

そういうのを見たら、「へぇ〜、そんなのもあるのね〜。」と参考程度にしておくのがよいと思います。

少なくとも私の周りではこの教材のおかげで〇〇校に合格しました!なんて話は、その教材の広告に載っているもの以外で聞いたことがありませんから。


それでも、「教材、教えてくれ〜!」の嵐は止むことがありません。

そして他の家庭が、自分と全く違う教材を使ってうまく成果が出ているのを目の当たりにすると、いらぬ不安に心を乱されて、悩んでしまうのです。

たぶん、それくらい世の中の親たちは、まず何をさせたらいいのかわからず、自分の選択に自信が無く、不安が大きいのだと思います。

しかしそれは全く意味のない不安なので、まずひとつだけ信じてやってみることです。

やってみて初めて、次に必要なものがわかってくるものですから。

学校の先生も塾の先生も、生徒に問題を解かせてみて初めて、「これは良問だ」とか「この問題はちょっと紛らわしいな」とわかることだってあるんです。

親も子も、不安から解放される手段は「経験」でしかないので、騙されたと思って何か一つに絞ってまず取り組んでみてほしいなと思います。

唯一無二の良い教材なんて、そんなの、私だってわかりませんし、そんなものあるわけないと思うので探そうとも思っていません。笑

手にとって、よさそうだなと思ったならなんでもいいと思います。


私がこれまで出会った教材で、これは予想以上に買ってよかったと思ったのはこれだけです。↓

スーパーエリート問題集 算数 小学2年[新装版] (中学受験を目指す)

スーパーエリート問題集 算数 小学2年[新装版] (中学受験を目指す)

しかも良かったのは本体ではなくて付録の問題集だけ。

合わない子には合わないだろうな、とも思います。


どんな教材も、そんなものです。



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