田舎でオール公立でも最高の教育を目指す

地方で子育てをする医学博士夫婦の教育論

田舎の人に知って欲しい「受験のために引っ越しする人たち」の存在

今日は出張なので、新幹線の中から投稿です。

車窓から見える景色が都会になっていきます。笑

その景色を眺めながら、都会で子育てをするってどんな感じなんだろうと思いを巡らせます。


先祖代々、田舎で生活しているとあまり実感がないかもしれませんが、地方で暮らす人の中には、有名私立中学の受験のために首都圏に引っ越しをする人たちがいます。

そういう子たちは大抵、両親のどちらかも有名私立中学(中高一貫)出身です。

私の周りで1番多いケースは、父親が有名私立中学を出ていて、地方の医学部に入り、そのまま地方で就職します。

そして結婚して子育てをしている途中で、子供が中学受験の時期になると、妻と子供を首都圏に引っ越しさせ、自分が単身赴任という形で受験に挑むのです。

医師に限らず、製薬会社や銀行勤務で地方に出向されている方々にも多いです。

そういう父親は、自分が有名私立出身なので、最初から田舎でまともな教育ができるとは考えていません。

だいたい開成レベルで100番前後にいると、地方の旧帝大の医学部という選択肢が出てくるそうです。

人生で1番勉強するのは中学受験で、その後は軽く流せば医学部には合格するという認識なのだから驚きです。

まぁ、彼らは必ずしも医学部にこだわっているわけではなくて、開成に行って都心で就職するならわざわざ医師なんかにならなくても、他にも努力が報われる魅力的な職種はありますし、

初めから地方の医学部に行くつもりならむしろ地方に住んでいた方が有利なので、彼らはただ、自分が受けてきたと同様の質の高い教育を受けさせるためだけに移住するわけです。


田舎で子育てをしている人に知って欲しいのは、普段街の中ですれ違っているかもしれない人々の中にもそういう人種がいるということです。

お子さんと同じ小学校のクラスの中に、そういう子供も存在するかもしれないということです。

教育のために、家族で一緒に過ごす時間を犠牲にしてでも、そこに全力を注いでいる家庭がすぐ近くにもあるんです。


一方で、私も夫も田舎育ちなのでそういうことは一切考えていません。

むしろ、家族で一緒に過ごせる時間はとても短く貴重なので、小学生のうちは可能な限り同じ経験を共有したいと考えています。

一言で医師家庭といっても、こんなに違います。笑

みなさんはどちらに近い考えをお持ちでしょうか?

ただ、私たちは常にそういう価値観の人と一緒に仕事をしているので、「田舎だから…」という甘えた考えを正す機会に恵まれていると思います。

医者に限らず、また学業に限らずスポーツでも、中学から親元を離れたり、単身赴任などで家族が離れ離れになってでも夢を叶えようとする人はたくさんいます。

そのくらい本気の人たちが、地方にも、すぐそばにもいるのです。

言葉を変えれば、本気で挑むなら田舎からでもそれくらいのことができます。

もちろんそれを実行するには費用もかかりますので、経済的に不可能な場合も多いでしょう。

お金がないので無理だった、という言い訳は通用しますが、田舎だから無理だった、という言い訳はもう通用しないのではないかと思います。

これだけ情報が溢れ、求めさえすればなんでも手に入る時代です。

今日ここに書いた話も、実際その辺にゴロゴロ転がっている現実です。

そういう現実があることを身近に感じ、お子さんに伝えてあげるだけでも、少しは視野が広がるのではないかと思います。

自分が遊び呆けている間に、同じ日本にいる同級生がそうやって、親と離れて頑張っているという現実を、ぜひ、教えてあげて下さい。

田舎にいると、地元のオール公立しか選択肢がないと思いがちですが、決してそうではないということを知って欲しいと思います。

我が家だって、やろうと思えばそれくらいのことはできます。


何にも知らずにこれが運命だから仕方ないとオール公立を選択するのと、

他の選択をする人たちが身近にいることを知った上で、あえてオール公立を選択するのとでは、少し意味が違ってきます。

よく言われることですが、人はできない理由を並べることが得意です。

「田舎だから、そうするしかなかった」ではなくて、

「高校までは親元でサポートを充分に受けながら、お金をかけずに勉強に集中できる環境をあえて選んだ」と、

堂々と田舎でオール公立の道を歩んで欲しいなと思います。



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