田舎でオール公立でも最高の教育を目指す

地方で子育てをする医学博士夫婦の教育論

部活動に抜本的改革を求めたい

私は、学校に何か要求した事など1度もないし、いわゆるモンスターペアレントなどとは1番遠い立ち位置にいると思っています。

あ、PTAに関してはちょっと改善したい部分があって、できればPTA役員になりたいと思っていますが、

これがまた、毎年立候補しているのになかなかくじ引きで当選できないんですよね…。なのでちょっと諦めています。笑

(今お仕事を頑張っている役員さんがいるのに、責任を取らない外野がゴチャゴチャ言うのも迷惑になるので大人しくしています。)

こんな私ですが、公立の中高の部活動だけはちょっと許せない部分があると思っています。

以前にもブログで書きましたが、我が子たちは学校の部活動に入れるつもりはありません。

もし、どうしてもスポーツなどを頑張りたい場合は、習い事を継続するか、クラブチームに入れるつもりです。

私の住んでいる自治体の中学は、外部での活動も部活動の一環として認められる学校なので、絶対にそうさせるつもりです。

たぶん、私が頑なに主張しているこの件に関して、「どうしてそんなに部活を拒否するのかな?そんなに勉強を優先させて子供を医者にしたいのかな?」と感じている方もいると思うので、

私の基本的考え方と、事の経緯を書きたいと思います。


まず、私は根っからの理系人間ですが、基本的な考えとしてスポーツも科学だと思うのです。

これだけスポーツ医学が発達していて、

走り方ひとつとっても、身体に負担をかけない走り方、筋トレも最大の効果を生み出すトレーニング法が研究されていて、結果を出しています。

それなのに、学校の部活動はいまだに根性論がまかり通る世界。

確かに、そこで培った根性が役に立つ事もあると思いますが、

知識がなくて、根性で運動をしたら、絶対に故障します。マジで。

我が子はもちろん、社会の大切な宝である子供たちに、そんな間違った事をさせて身体を壊して欲しくないのです。

スポーツに力を入れている私立なら、専門のコーチやトレーナーを雇ったりしているでしょう。

でも多くの公立は、学生時代にその競技を少しやっていた程度の顧問の先生や、コーチと称する近所のにーちゃんに習うわけです。

私が中学の時は、その競技経験すらない顧問でした。

普通に考えて、学校の先生が部活の指導もするなんて無理だと思いませんか?

先生の負担重過ぎるでしょ!

どんなに熱心に勉強しても、勉強と スポーツ 両方の専門家にはなれないと思うのです。

整形外科医が、整形外科医を続けながら脳外科医をやれないのと一緒です。笑

私は、人様にものを教える以上、ある程度のレベルで専門家である必要があると思うんですね。しかも舞台が学校なら尚更のこと。

私たちだって、患者さんにたった1つの根拠を示すために勉強を続けています。

今どき、ジュニアの大会だってきちんとスポーツドクターが付きますしね。

身体を痛めない身体の使い方とはどのようなものか。

成長期の身体に配慮した練習法とは何か。

その筋トレは、どこの筋肉を強化していて、そこを強化するとどんなプレーが可能になるのか。

その競技をする上で弊害となることは何か。

少なくとも指導者にはそういった知識を持っていてもらいたいな、と思うのです。

私たちが中学生だった時代は、まだそういう事に対する科学的根拠が少なかったけれど、今はある程度明らかにされています。

先生が悪いとか、学校が悪いとか言いたいわけではありません。

公立学校の部活のシステムを根本から変えてくれない限り、ちょっと部活動はさせられないと親として判断しているのです。

私が頑なに主張するのには、もう1つ理由があります。

これはうちの学区の中学で実際にあった話ですが、

部活でケガをした生徒が、学校の近くの整形外科を受診したのです。

部位は膝だと聞いているので、おそらく酷使した事が原因ではないかと思います。(実際のところはわかりません。)

可哀想なことに、数か月通院してもなかなかよくならなかったようです。

それでその部活の顧問の先生は

「あの病院に行っても全然良くならないから行くな」と、その学校の生徒たちに広く吹き込んだようです。

その整形外科はスポーツ整形を売りにしていたので、あえて中学校のそばに開業していたのですが、その口コミのおかげで経営が傾いてしまいました。

これから開業する私としては、震え上がるような恐ろしい話です。

いやもう、そんな事をされたら、私なら名誉毀損と業務妨害で訴えますね。


医者は神様ではありません。

それにそのケガ、そもそもの原因は知識もないのに無理な練習をさせた事にある可能性だってあるのではないでしょうか。

人間の身体は、ある意味消耗品だと思って下さい。

正常な機能を1度失ったら、治療しても完全には戻らない臓器や組織はたくさんあります。

脳神経系や心臓血管系や腎臓や、スポーツで痛めやすい関節などもその1つ。

スポーツを教える以上、それらを保護しながら効果をあげるノウハウも知っていなければならないと私は思います。

そうでなければ、大切な子供を委ねる事などできません。


「貴重児 (きちょうじ) 」という言葉があるんですけど、医療業界で主に産婦人科や小児科など子供を扱う分野で使われる言葉です。

要するに、高齢出産や不妊治療の末に授かったひとりっ子に使われる言葉で、字の通り、授かりにくい状況の中でやっと授かった子供を意味します。

医療行為を行う上で、その患者さんの家庭環境や家族構成など、バックグラウンドを知っておくことはとても大切な事なので、

医療者側の心構えとして用いる言葉であって、命の重みに差をつけるような意味合いはありません。

少子化のこの時代、子供はどの子も「貴重児」だと言っていいと思います。

そんな子供たちに、不慮の事故なら仕方のない部分がありますが、少なくとも無知が原因で一生治らないケガをさせるようなことはあってはならないと思います。


そもそも部活動って、生徒たちを学校に拘束し過ぎではないでしょうか。

確かに、学校が荒れていた時代は、部活動をさせて暇な時間を与えないという役割もあったかもしれません。

親としても、授業が終わってから街中をフラフラされるよりは、学校で拘束してもらった方が安心です。

でも、毎日毎日、2時間も3時間も非効率で危険な方法で運動させるのはちょっと容認できないと思うのです。

毎日走り込んだって、強くなれないよ、ホント。

アタマ使わないで「おりゃ〜!!」って気合いでやってもダメなんだよね、何事も。笑

帰ってくる頃にはヘトヘトで勉強どころではないのも事実です。

もういっそのこと、部活動を、「顧問の先生の監督のもと、校庭や体育館で身体を動かして遊ぶ」くらいの軽い位置づけにしてくれた方が納得できます。

それだったら逆に部活動をさせたいです。笑

試合も、ちょっとしたレクリエーションや交流試合くらいのゆるいものならいいのですが、

根性だけで「勝利」とか目指しちゃって、ガチで練習させてしまうところに (それで勝てると思わせるところにも) 問題があるのかもしれません。


にほんブログ村 子育てブログ 子供の教育へ