田舎でオール公立でも最高の教育を目指す

地方で子育てをする医学博士夫婦の教育論

成功体験の大切さを間近で見た話

日曜日、子供たちを連れて釣りに行ってきました。

釣りって言っても「釣り堀」ですけどね。笑

自宅から車で30分ほどのところに、良い感じの釣り堀があるのです。

良い感じというのは、

釣れ過ぎず、2時間で5、6匹釣れたら良いくらいの絶妙な難易度に調整されていて、

釣った魚は全て買い取り、調理してもらって食べて、それだけで半日くらい楽しむことができます。


さて、釣りを始めてまだ10分くらいの時、私が目を離した隙に、4歳の次女が大きなニジマスを釣り上げました。

本人もびっくり。私もびっくり。

他のお客さんも驚いて、周りから拍手が起きるほどでした。

次女は、生まれて始めて自分で釣った魚に大興奮でした。

でもね、これはあくまでもビギナーズラックです。

難易度が絶妙に調整してあるこの釣り堀では、そう簡単に次の魚はかかりません。

しかし次女はその後2時間、じぃーっと座って次の魚を待っていました。

まだ4歳の女の子です。

次女はもともと、長女と比較しても落ち着きがなく、イスに座る練習も本当に苦労した子供です。

そんな子が、じぃーっと水面を見つめて次の魚がかかるのを待っているのです。

こんなに忍耐力のある子供だったのだろうかと、親の私も信じられない気持ちでした。

結局帰る直前にもう1匹釣れて、次女は計2匹釣りました。

家族全員で6匹釣り、全て塩焼きにしてもらって食べました。

子供たちは、美味しい美味しいと言って、長女と次女は2匹ずつペロリと食べていました。

いつもは姿焼きの魚を食べるのはまだ難しい次女ですが、今回は上手に開いて小骨を取ってキレイに食べていました。

「僕、せっかく〇〇ちゃんのためにお料理されたから、残さず食べてね」

と、魚の気持ちを代弁しながら食べていました。笑

生きたものを自分で捕まえて食べる事は、命のつながりを学ぶ上で大切な事だと思います。

そしてそれ以上に、

忍耐力は成功体験を通して身につくのだなと、改めて感じた出来事でした。


たぶん、最初のビギナーズラックがなければ、次女は30分と我慢できずに「全然釣れない!もう帰る!」と駄々をこねたと思います。

だけど、我慢して待てば釣れるということを体験した。

だから、その後何度も餌だけ取られたり、途中で逃げられたり、悔しい思いをしながらも、何度もチャレンジできたのだと思います。

途中から、餌の付け方を変えたり、場所を変えたり自分で工夫しながら、時間も忘れて楽しんでいました。

私は次女がこんなに長い時間集中しているのを初めて見ました。

成功体験が大事、報酬系の活性化が大事だと、いつも言っているし、理解しているつもりでしたが、

それがこんなにも子供に忍耐力をつけさせるものだったのかという事に、今更ですが驚いています。

大人も子供もそうですが、我慢や努力の先にある成功をイメージできないと頑張れないですよね。

逆にいうとそれがイメージできれば、我慢の過程すら楽しむことができるのだと思いました。

もちろん、いつもうまくいくとは限りませんし、努力がいつも報われるとは限らないという事も、成長とともに学んでいかなければならないとは思います。

ただ、小さな子供にほんの少し力を貸してあげるだけでこの体験が得られるならば、(今回次女は手伝い無しで自力で釣り上げましたが)

積極的にそうさせてあげたいと思いました。

私がいつも言っている、「就学前の家庭学習」も、全くこれと同じ理屈です。

就学前の学習を家庭でサポートするのは親も子供もそれなりに大変です。

しかし、努力や我慢の先にある喜びを知り、想像できるようになれば、あとは自分で駆け抜けて行くようになると思います。



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