田舎でオール公立でも最高の教育を目指す

地方で子育てをする医学博士夫婦の教育論

受験生の時間配分

今日の話は、受験生に限ったことではありません。

仕事、家事など、様々なタスクに同じことが言えます。

例えば、仕事をするまとまった時間を2時間捻出することができたとして、どんな使い方をするでしょうか?

家事ならば、トイレ掃除をしますか?

作り置きのおかずを作りますか?

キッチンの換気扇を掃除しながら洗濯をしますか?

ま、どれでもいいんです。笑

問題はそこではなくて、

人生の中で、まとまった2時間を捻出できることって、そんなに無いと思いませんか?

定年退職後ならともかく、受験生(ここでは高校受験や大学受験生を想定)以降、勉強や就職、仕事、家事、育児…などで、まとまった時間を作るのは困難になります。

ですから、時間をうまく使って時間を作り出す事が大事になってきます。

私は自分の子供たちにも、時間をどう使うのか、毎日自分で考えさせ、行動させるようにしています。

そして、受験シーズンに突入した今、受験生にとって時間の使い方はものすごく大切。

ここからのラストスパートが合否を分ける事もあります。

「毎日コツコツ勉強していれば、直前にアタフタして勉強する必要など無い」

というのは嘘です。

受験勉強は、長期戦と短期決戦の合わせ技で挑むものです。

夏の終わりにA判定でも、そこから一気に入試直前、E判定まで転がり落ちるのは簡単です。笑

高校入試を例にあげると、夏から秋にかけて部活を引退した受験生は一斉に勉強モードに突入します。

周りがみんな勉強して伸びていく時期ですから、頑張って勉強しても現状維持が精一杯。

飛び抜けた集中力と努力と時間術を駆使して、やっと成績が少し伸びるのを実感するくらいです。

では、どういった時間の使い方をすれば良いのかという話に戻りますが、

先ほど書いたように、受験生にとってもまとまった2時間を捻出できるのは、せいぜい1日1回か2回だと思います。

朝起きたら普通に学校があって、帰宅してから夕食までの間に1回 、

(放課後に補習などがあってこれは無理な人の方が多いかも)

夕食が終わってから寝るまでの間に1回 。

(これも塾がある日は無理ですね)

この貴重なまとまった時間を、「社会科の暗記」や「英単語の暗記」「漢字」「理科の暗記」などに使ってはいけません。

「よっしゃ、今から2時間、英単語やろっ!」というのは、時間の使い方が間違っている (上手ではない) と思います。

まとまった時間は、まとまった時間でしかできないことに使って欲しいと思います。

・数学の応用問題
・英語や国語の長文読解
・英作文や小論文
・模試で間違えた部分の解き直し

などです。

暗記系は、学校の休み時間、通学の電車内、寝る前の数分、上記のまとまった時間を使用して余った時間、を使ってやります。

時々、まとまった時間を利用して、オリジナル単語帳とか作ってしまう生徒さんがいますが、それ、いります??

受験の後に、綺麗なまとめノートや単語帳が手元に残っても、「合格」が手元に残らなければ何の意味もありません。

市販のものに、ガンガン書き込んで、いらないページは破り捨てて、汚く使ったっていいんです、合格すれば。笑

どうせ受験が終わったら捨てるんだから。

私は、過去に間違った暗記問題だけをまとめたノートをルーズリーフで作っていたのですが、

(といっても、テストの度に間違った問題だけを切って貼っただけのノートです。切って貼るよりも書いた方が速いものは手書きです。そしてテスト自体は捨てます。)

そのページをファイルから2〜3枚外して、折りたたんでポケットに入れて持ち歩いていました。

それで、時間ができたらいつでも取り出して眺めるんです。

電車待ち、バス待ち、休み時間、授業中に問題を解き終わった後の隙間時間…

正直言って、社会科や理科なんて、それだけでそれなりの点数が取れます。

で、そのルーズリーフはボロボロのくしゃくしゃになるけれど、またファイルに戻しておき、次の日は違うページを持っていきます。

いい加減覚えたと思ったらそのページも捨てていきます。

綺麗なノートなんて、全然価値が無いので、ボロボロになっていいの。

まとめるのはプリントの裏でもいいし、

暗記科目用に、市販の参考書等で良いものがあればそれが1番いい。(ノートにまとめる手間が省ける)

持ち歩きにくければ、破ってバラバラにしてしまえばいいと思います。

それで、まとまった時間はどうするか…

じっくり考えて、頭を使って、1つの事に取り組む時間にしてください。

勉強には、短時間で集中して取り組むべきものと、じっくり時間をかけないと力がつかないものがあります。

それを、きちんと分けて行う方が効率がいいのです。

まとまった2時間で、たった1問しか問題が解けないこともあるでしょう。

そうなると、「2時間でこれしか進まなかった…」と落ち込むこともあります。

でも、それは戦略なので、それでいいのです。

じっくり取り組める時間は、1日にたった1回か2回。

受験本番まで、その時間があと何回あるか、数えてみて下さい。

まとまった時間をかけて取り組まないと伸びない分野こそが、入試で差がつき、合否を分ける分野です。

「受験勉強」を一括りにせず、隙間時間でやれない事とやれる事を絞り出して、メリハリをつけて頑張って下さい。

くれぐれも、勉強の準備(ノート作りやコピーや教材選び)に時間をかけ過ぎないで下さい。

ノートを作れば同時に頭に入ると思っている人が多いですが、意外と覚えていません。

人間は、2つのことに同時に集中できない生き物なんです。

切ったり貼ったり書き写したりしている間は、頭を使っていない事が多いです。


話は少し変わりますが、私は普段の家事で、毎日のトイレ掃除とお風呂掃除のためにわざわざ時間を使うことはほとんどありません。

トイレもお風呂も、自分が使った時が毎回掃除タイムです。笑

まとまった時間は、床の雑巾掛けや、食材の下処理、アイロン掛け、窓掃除などに使います。

仕事でも何でも、まとまった時間をどう使うかは結果を左右するものだと思います。


ちなみにうちの長女は、「学校の宿題は学校にいるうちに終わらせる」事を毎日目標にしているようです。笑

これは夫の教えで、「宿題なんぞに自分の人生の時間を費やすな」とのこと…笑

学校としては、本当はそれはやってはいけないらしいのですが、授業中のプリントなどを早く終わった人だけ余った時間で宿題をやっても良いのだとか…。

ですから余った時間で宿題をやるために、授業中の課題にも本気で取り組んでいるようです。(本末転倒とも言いますが)

先生が教室に入って来るまでの待ち時間や、雨の日の休み時間や、給食をはやく食べ終わった時の隙間時間なども合わせて、ジワジワ進めているそうです。笑

そうやって、隙間時間で宿題を終わらせ、家では読書をしたり、録画したテレビをみたり、サッカーをしたり、逆立ちの練習をしたり…笑

自由時間を満喫しています。

宿題のような義務的な事には可能な限り時間を使わず効率よく済ませてしまい、

まとまった時間を捻出して好きな事をする。

これって、幸せに生きていくための技術だなぁと思います。

受験に限らず、こういった時間術は一生役に立つものだと思います。

我が家にはまだ受験生はいませんが、周りではその話題が多くなってきました。

医局には、受験生の親が3人もいます。

来春、1人でも多くの子供たちが「合格」を手にする春になればいいなと思います。



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