田舎でオール公立でも最高の教育を目指す

地方で子育てをする医学博士夫婦の教育論

高校3年間を悔いのないように駆け抜けろ

受験生の皆さんにとっては、いよいよあと2〜3ヶ月後に入試が迫ってきましたね。

特に、田舎で高校受験をされる方は、「人生初の受験」になる人も多いはずです。

頑張って欲しいと思います。

今日は、

「高校3年間で人生が決まるから、ここだけは本気で頑張って!」

という話を書こうと思います。

私は、これまで生きてきた人生は概ね満足なのですが、1点だけ後悔があります。

「高校の時、もっと勉強すればよかった」

ということです。

たぶん、やれることは全部やりましたし、結果として夢も叶ったので、今高校生に戻れたとしても、あの時以上にはできないかもしれません。

それでも、「もっと勉強すればよかった」と思います。

私は、電車通学だった上にバリバリの運動部だったので、勉強する時間が足りていませんでした。

まぁ、親の入院など家庭内でもいろいろありましたし…

なので、毎日の勉強が予習も復習も、本当にギリギリ、いえ、全然間に合っていなかったのです。

そして高校生といえば恋愛もしたいお年頃。笑

それに中学生と違って飲食店や遊ぶ場所への出入りも自由になる。

そんな楽しい高校生活の中で、ずっと勉強へのモチベーションを維持し続けるのは難しいことです。

私は、恋愛も遊びも部活も、高校生活には欠かせないものだと思っています。

しかし、それらを楽しみながら勉強も続けていくためには、バランスをとりながら、その時々でどれかをセーブしなければなりません。

私はその中でも、部活をやり過ぎた事を後悔しています。

私が入った部活動は顧問の先生が熱心で、お正月の1月1日くらいしか休みがありませんでした。

たぶん、進学校であろうとなかろうと、公立高校ってどこも同じような感じだとは思います。

部活動をすることで、体力や忍耐力もつきますし、勉強とのメリハリもつきますし、良い面もたくさんあります。

しかし、あの頃の私は部活動が苦痛でした。

楽しいこともあったし、一生の友人もできたし、良いこともあったけれど、冷静に思い出してみると苦痛の方が大きかったです。

何よりも、勉強に支障が出て、理解できないところが理解できないままになってしまう事が苦痛でした。

そこで私は、高2の時に部活を辞めようと思いました。

しかしなぜか、辞めさせてもらえませんでした。

部活動を辞める = 悪い生徒、というイメージがあるのでしょうか。

顧問の先生から担任の先生に話が行き、担任から父に話が行き、

「何か悩みがあるのか」「部員とうまくいっていないのか」と、いろいろ詮索された挙句、

最終的には先輩に泣きつかれて辞めることはできませんでした。

なぜ、「勉強を優先したい」という純粋な思いを応援してもらえないのか。

本当に学校って不思議なところですよね。

学校って勉強するところじゃなかったのでしょうか。

文武両道は、素晴らしい事かもしれないけれど、

それを達成しても、行きたい大学に行けなかったらこの高校に入った意味が全く無いのに、

なぜ最後まで部活をやり遂げる事が美徳とされるのか、今でも理解できません。

当時の高校には、

部活も勉強も両立してこそ高評価になる、という価値観があって

推薦入試も、運動部(または吹奏楽部)に入っている事が条件で、いくら勉強ができても部活動をやっていなければ認めてもらえませんでした。

あの頃私は、社会科と古文漢文が苦手で、じっくり資料を読んで調べ物をしたりする時間が欲しかったのです。

苦手な科目は、じっくり時間をかけて取り組まなければ克服できません。

でも1年のうちに364日も部活動をしていては、結局時間が無いので、苦手科目に何の興味も持てないまま、ひたすら暗記するだけの苦痛な科目になってしまった。

それを後悔しているのです。

部活は結局3年の夏まで続けましたが、最後の試合前にケガをして、良い結果を残すことはできませんでした。

良い結果を残していたら何か変わっていたのかな、と思ったりもしますが、

たぶん変わらなかったと思います。

私は、中学、高校と6年間同じ球技をやっていましたが、今はその球技が大嫌いです。

プロの試合なども、見る気も起こらないくらい大嫌いです。

普通、自分がやっていたスポーツには大人になっても興味がある人が多いと思いますが、

たぶん高校の部活動で嫌いになったのだと思います。

そして、人生の中で最も輝く思い出になるはずだった高校生活の多くを、そんな苦痛なことに費やしてしまった事を後悔しています。

これが勉強だったら、多少の苦痛はあっても未来に繋がる希望を持って頑張れたはずですが、

部活動はただただ苦痛なだけで、辞めることもできず、自分を押し殺し続けて、何も残らなかった気がします。

ですから以前から言っているように、私は子供が「部活をやらない」という選択は尊重してあげたいと思います。

そのせいで先生からの評価が下がったとしても、自分の人生の大切な時間なのだから、苦痛なものを無理にやることは無いし、

そんな「学校」や「先生」の価値観に従っても自分の将来に少しも役に立たないと思います。


ただし、部活をやらないからといって、その時間を全て勉強に使うことのできる生徒はいません。

不思議なことですが、時間がある人ほど、やりたいことは何もできないものです。

時間がない、時間がない、と思っている人ほど、やるべき事を何でもできるのですよね。

少し時間が足りないくらいの方が目標に手が届く確率は高くなると思いますし、結果として自分もそうでした。

「どの分野、どの業界でも忙しい人の方が成果をあげている」

だから部活もやりたければ、楽しければ大いにやったらいい。

そういう事実がある事をまずは理解した上で、自分は何のためにその高校に進学したのか、という事を、いつも忘れないでいて欲しいと思います。

スポーツがうまくなるためなのか、

学校生活を楽しむためなのか、

その先にもっと大きな目標があるのか、

見失わないで欲しいです。

高校受験の内申点と違って、大学受験における高校の成績や生活態度など、それほど合否に大きな影響を及ぼすことはありません。

部活をやっていたかどうかなんて、はっきり言って大学側にとってはどうでもいい話です。

結局、大学入試で評価できるものは入試本番の点数しかありません。

点数を取った人より部活を頑張った人を入学させるなど、絶対にありえません。


それからもう一つ、

田舎であればあるほど、「入った大学より入った高校で評価される」傾向があります。

田舎の人って、大学の名前をあまり知らないんです。

「◯◯大学に入りました」と言っても

「はぁ…(どこそこ?)」って感じですが、

「△△高校(トップ校)に入りました」とい言えば

「すごいね!!」って言われる。

だから、そこで満足してしまう人が多いのです。

しかし、大事なのは高校に入ってからの3年間です。

「高校3年間で人生が決まる」という事が理解できるのは、もっとずっと後になってから、

大人になって仕事をして、しばらく経ってから、周りの同級生との収入や生活レベルの差や人生の満足度が目に見えてくる頃のことです。

その頃には、もうやり直しがきかないことも多いです。

医学部のように、その学部に入らなければ絶対になれない職業もあります。

同じ学部でも、大学によって学ぶ環境も違います。

当然、就職も違います。

出会う友達も違います。


公立高校3年間の勉強は、学ぶ内容が多くて本当に大変だと思いますが、

「今遊ぶ?それとも今頑張って、後から遊ぶ?」

と、常に自分に問いかけて、後悔のないように頑張って欲しいです。



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