田舎でオール公立でも最高の教育を目指す

地方で子育てをする医学博士夫婦の教育論

決定ボタンを子供に押させる

ブログの更新がだいぶ滞ってしまいました。

12月に、仕事で悲しい事が多く起こりまして、対応に追われていました。

その事がきっかけとなり、今「肉体改造」をしています。

誰って、私の肉体です。笑

毎日(筋トレは1日おきですが) トレーニングで力尽きて眠る毎日ですが、体は快調です。

体脂肪率は現在17%ほどまで落ちました。

体組成計に乗ると、もうすぐ10代になりそうです。笑

体を作り変えはじめてやっと、心も作り変えはじめることができたと感じています。

12月の様々な出来事を、気持ちの面でやっと乗り越えられそうな気がしています。

本当は、ゆっくり体と心を休めることが大切なのですが、それができない時、私は逆のことをします。

自分を徹底的に鍛えること。

トレーニングをすることで、筋肉の破壊と修復を繰り返しながら強くなれるように、

気持ちも、挫折と克服を繰り返して強くなるのかなと思います。

しばらく教育のことから気持ちが遠ざかっていましたが、わが子たちは私がいなくても毎日のルーティンをこなしてくれていました。

本当にありがとう。

この子たちに、幸せな未来を届けるサポートをこれからもしていきたいと思います。


今日はまたAI関連の話をしたいと思います。

年末に、同僚と学生たちと、未来の医療の話をしました。

話題になっているので知っている人もいると思いますが、

ベテラン医師とAIの診断能力を比較したテストで、圧倒的にAIが短時間で正確な診断をできるようになりました。

遠隔診療も進んで、インターネットを介したリアルタイム映像で診察、診断をするのが当たり前の時代になってきました。

ロボットによる手術も拡大してきました。(これは現在のところ医師が遠隔操作をしていますが)

では、私たち(人間の医師)の存在意義って、いったいなんだろう、と…。

おそらくそれは前も書いたように、決断する能力だろうと、皆同じ意見でした。

人間は、どれだけAIに能力が劣っても、「決定ボタンを押す権限」だけは絶対にAIに明け渡すことはないだろうと思います。

そのボタンを押す権利と責任と勇気を背負えるかどうか、

それが、人間の医師の役割だよね、という話になりました。

AIが病名を診断し、AIが治療方針を提案し、実際の治療はAIが担うとしても、

決定ボタンを押すのはおそらくこの先も人間です。

時には、最良の治療では無く、優先順位2番目の治療を選択したり、

敢えて治療しないという選択をする。

それも、合理性だけでは決まらない、人間ならではの選択だと思います。

その話をしながらふと思ったのは、

私は子育てをする時に、子供たちにいろんな話をして考え方を誘導する事はあったけれど、

いつも決定ボタンは子供自身に押させてきたなぁということです。

親の思い通りにならない事もたくさんありました。

けれど子供は私とは違う別人格なので、そこはきちんと尊重することを心がけてきました。

最近の話だと「お年玉」なんかが良い例なのですが、笑

いくら使って、いくら財布に残して、いくら貯金するかは子供の自由です。

一応、

「今のあなたより、未来のあなたの方がそのお金を有意義につかえると思うよ。」

とは言っておきます。

しかし、決めるのは子供自身です。

今年も次女が、とんでもなくくだらないおもちゃを4個も買ってしまいました…

それでもまぁ、自分で決めたことなのでじっと我慢です。


この先の未来を、人間らしく生きるためには、人間にしかできない能力やセンスを磨いていく必要があります。

しかしAIのアシストを受けてばかりいたら、人間は失敗しなくなり、そこから学ぶ機会を逸してしまいます。

そうなると、第1希望の道が閉ざされた時や、1番よい(と思われる)道を外れてしまった時に、

第2の道へ華麗なる転身ができなくなってしまいます。

そうならないように、子供の頃から自分で決定ボタンを押させ、

そのことに対する責任を取らせる訓練をすることや、失敗しても別の手段があることを学ぶことは、思っている以上に大切なのかなと思います。

結局、AI 時代には、英断を下せる人と、変化し続けられる人が最強になるのではないか、という結論になりました。

AIにあらゆる事を任せたとしても、

自分のことは自分で決める。

自分の心は自分で立て直す。

長年信じてきたことや、経験や、過去の栄光を、

時には手放すこと。

そういう能力が必要だと思います。


そして余談ですが、今の医学部の学生は、普通の内科医に未来はないと言って、自分の価値を見出せる分野を模索しています。

医師ですら、「手に職」(他の医師には無い特殊な技術や専門性)がないと生き残れない時代になってきているのかもしれません。

今現場にいる我々よりも、ずっと先の未来を見据えて行動している姿が、頼もしくも見え、

そしてなんだか残念にも思えて、複雑な気持ちになりました。

しかしこれからは自分が後輩を指導するだけではなく、

また、自分の子供を自分の価値観で教育するだけでなく、

この子たちからもたくさんのことを学んでいこうと思う、よいきっかけになりました。



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